<今月の勉強会議事> title: 9月度『麻河会』 theme: 福祉における諸々の問題点 date: 2001/09/28〜29 place: 韮崎 川瀬先生別荘 with: 川瀬先生,紙岡,野津,宮沢,麻植,山本,野田,美和,早河(敬称略) attach:特になし 今回は,早河美和から問題提起をさせていただいた。 提起された課題は3つ。 ●リストラ組の方々の仕事に対する姿勢・考え方 以前は自分が管理する立場にあったが, 現在は,管理される立場になった。 そう言う状況での対応が問題となっている ●デジタル化がいっこうに進まない 福祉にデジタル化は必要ないという意見が多い そのため,患者の管理もアナログで行われている。 ●品質をあげるためメジャメントの必要性 社員を管理,評価するためのメジャメント作成を 早河美和が依頼を受けた。 それは本当に必要なものなのか? <現状> 施設長 主任(12名) 担当(28名) 常時入居者(70名)・・・のべ患者数(200名) このような階層構造になっている。 担当と言われる階層にリストラ組が配属される。 主任と言われる階層はライセンス(国家資格)が必要。 現場を知らなくても主任になれる構造。 経営者も現場を知らない。 これに対し, <川瀬先生のご意見。> ・患者をリストラ組+常時入居者=100名と考えれば良いんじゃないか? ・しかし,リストラ組も被害者である。 ・人には向き不向き,得手不得手がある。 ・リストラ組はデジタル化に対応できないからリストラされた?だからデジタル化は 進まない。 ・現場を知らずして主任になれるのはよろしくない。 結局,福祉の仕事がどういうものなのかということを最初に教えなければいけない。 福祉の仕事は想像以上に泥臭い。 それを理解した上で働きに来るならば,教育の必要,管理の必要もなくなるかもしれ ない。 何も考えずに採用してしまう経営者も良くない。 経営者がしっかりしなければうまくいかない。 この課題を解決する一つの方法として, ◆福祉の仕事を紹介するVTRを作成する →泥臭い部分をあからさまに撮影する →優秀な介護士のインタビューを盛り込む →良い例,悪い例を盛り込む →音声を大事にする →他の施設へ売り込めるレベルにする(他から要求が来るかも) 業者に頼むと高いから,自分たちで作るのも手である。 これをもって採用活動をやれば,優秀な人材のみ採用できる。 教育マニュアル的なものにもなる。 このアドバイスを受け,早河美和は現場で次のアクティビティを考えることでしょ う。 ありがとうございました。 皆様からの意見が抜けております。 残念ながら,皆様がいらした時点で私は既に酔っておりましたので記憶が定かではご ざいません。 あしからず・・・ ご意見等ある方は,遠慮なく配信してください。 以上。